豊平峡温泉から戻った我々は、札幌駅から歩いて「六花亭札幌本店」へ。
念のためお伝えしておきますが、私は六花亭が異常に好きです。
大好きです。
愛しています。
そんな私が、誕生日を六花亭で過ごした時の記録です。感動巨編です。
この感動、いろんな人に体験してほしい!!!
札幌駅南口から歩いて5分ほどのところに六花亭札幌本店はあります。
一階は売店、二階が喫茶室です。
実は、六花亭の喫茶室では、誕生日当日の方にプレゼントをくれるのです。(証明書は必要)
以前から知ってはいたのですが、なかなか誕生日当日に札幌に行けることがなく残念に思っていた私。
今回の旅行期間中にちょうど自分の誕生日があるので、これは絶対!六花亭に行かなくては!と出発前から張り切っておりました。
喫茶室についたのは16時過ぎ。日曜日とはいえ、もう夕方だったからか、店内はほどほどに空いていて、待たずに座れました。
しかも、この日はキャンドルナイト!キャンドルの明かりだけの店内。いい雰囲気。
さて、メニューを見ると確かに「今日が誕生日の方にスタッフよりプレゼントがございます」と書いてあります。
さっそく店員さんに、自分が今日誕生日であることを伝えます。
すると、店員さんは「おめでとうございます!ケーキとお飲み物を無料で召し上がっていただけます」と。
夕方だったので、ケーキの種類が少なくなってしまっていて、その日はプレミアム25というチョコレートケーキ(ガトーショコラみたいな)しかないとのこと。
ショートケーキが食べたかったけど、仕方ない…。
飲み物はいちごジュース以外ならどれでもOKとのこと。で、わたしはいちごミルクにしました!(チョコケーキとは合わないけど、どうしてもいちごが飲みたかったので)
そして店員さんがさらに一言…
「スタッフからバースデーソングのプレゼントもございますが、どうなさいますか?」
待ってました!
私はこれを待っていたのだ!!
答えは勿論Yes!
「はい!ぜひお願いします!!」
この際恥ずかしさなんてないのです。
この歳(アラフォー)で店員さんにバースデーソングを唄ってもらうなんて羞恥プレイ以外の何物でもないと思うかもしれないが、そんなことはないっ!
どうせ旅行先なんだし、誰も私の年齢知らないしさ!
そう!まさに「旅の恥はかき捨て」なのだよ!
ワラワラと店員さんが準備をし始めているのが窺える。
厨房からはコック帽をかぶったお兄さんまで出てきた。
なんかこっちも緊張してきた。一緒にいた友人もそわそわしてる。
そして、
その時は、来た。
ローソクに火を灯したケーキを手にして、店員さんが3人、私たちのテーブルまで来た。さっきのコック帽のお兄さんもいる。いよいよだ。
ケーキをテーブルに置いて、女性の店員さんが「〇〇さん、お誕生日おめでとうございます。」と言ってくれる。すでに、この時点で、涙腺の蛇口が緩み始めてきた。
はじまる。
「あぁー♪」とゴスペラーズがやりそうな発声練習を目の前でやり始めた。
その声で、店内の注目が一気に私たちのテーブルに集まる。
この歳になって、こんなに真剣にまっすぐ私に向かってバースデーソングを歌ってもらったことなんてないかも。なんてことを思いながら聴いていた。
それぐらいその歌声はまっすぐ私の心に突き刺さってしまったのです。
店員さんたちには、恥ずかしさとか、仕事だから仕方なくみたいな感じとか、やっつけ仕事な感じは皆無で、ただただ真剣に私の誕生日を祝って歌ってくれている感じがあって、それにもものすごく感動。
もちろんその歌声もすばらしく、いわゆる合唱。本気な歌声。
たぶんちゃんと練習してるんだろうなと思える歌声。
私は危うく嗚咽しながら号泣するところでした。
さすがにそれは阻止しましたが、ポロポロと涙がもう…。
歌が終わると、店内の他のテーブルのお客さんからもおめでとう!と拍手が!
となりのテーブルのマダムも素敵ね~と拍手をくれました。ありがとう。
恥ずかしいけど、嬉しい。
嬉しいけど、恥ずかしい。
いや、でもやっぱり、嬉しい!!
そんな気分。
このサービス、実際は子供向けなのかもしれないけど。
でも、子供よりもむしろ大人に体験してほしい。ぜひ。疲れた大人に(笑)
誕生日にたまたま北海道に行く人はもちろん、このためにわざわざ誕生日を狙って北海道へ行くべきです!
それくらいの価値のある六花亭からの誕生日プレゼントでした。
ほんとうに嬉しかった。
ちなみに、いただいたケーキも、いちごミルクもおいしかった。
こんなに嬉しい思いをして、お金払わなくていいなんて!ここは天国か!
ぜひ、みなさんも六花亭からの誕生日プレゼント受け取ってみてください!
ぜひ、この感動をみなさんも味わってみて!