ずっとあこがれていた 東京ステーションホテル に宿泊してきました。泊まった部屋タイプは「クラシックコンフォートクイ―ン」。
いつかは、泊まってみたいなあと思っていたのですが、今回、念願かなっての初滞在となりました。
そもそも、東京へ行く用事があり別のホテルを予約していたのですが、旅行一週間前にふとトラベルコちゃんでホテル検索をしていたところ、今回のこのJTBの宿泊プランを発見!即予約しました。
ずっと私には到底手の届かないハイクラスホテルだとばかり思っていたのだけど、金曜日の宿泊でなおかつ朝食つきがこの金額ならぜんぜんありかな、と思って。最近は東京のホテル相場もかなり高騰しているから、なんなら逆にすごいお得な気もして……。
というか、本当に最高な宿泊体験だったので、めちゃくちゃおすすめしたい。もちろん、ひとり旅女子にもおすすめ。
とにかく素敵だった。楽しかった。またぜったい泊まりたい。
東京ステーションホテルとは
東京ステーションホテルは1915年開業の老舗名門ホテル。2012年にリニューアルオープンし現在の形になっています。
ホテル全体がヨーロピアンクラッシックスタイルの内装になっていてとても落ち着いた雰囲気。客室は全部で150室で、そのほかにもロビーラウンジやレストランなども備えています。
また、2003年に丸の内駅舎は国の重要文化財に指定されています。そう、重要文化財に宿泊できるホテルなのです!
どこにある
どこにあるなんてわざわざ言わなくてもいいホテルですが、一応言いますと、JR東京駅の丸の内南口側にあります。
電車を利用して行く場合は、丸の内南口改札南ドームにサブエントランスがあるのでそこから入るか、丸の内駅前広場側に一旦出てからメインエントランスより入館できます。
フロントはこのメインエントランスを入ったところにあります。ロビー自体はそれほど広くは無いけど、とっても素敵な雰囲気でした。
ちなみにホテルは地上4階建て。地下1階にはスパやレストラン、地下2階には駐車場があります。
で、今回宿泊して初めて知ったのですが、あの丸の内駅舎の端から端まですべてがこの東京ステーションホテルの建物。なので、低層ホテルではあるけど横にめちゃくちゃ長いのですっごく広い!びっくりしました。
こんなお部屋に泊まったよ
チェックインは15:00から。チェックイン後はお部屋までベルマンが案内してくれます。
お部屋全体
今回私が宿泊したのは「クラシックコンフォートクイーン」。26㎡。
一応最大2名迄宿泊できるとのことですが、ひとりでゆっくり滞在するにはちょうどいいなと思える広さ、というのが個人的な感想。ゆったりとした広さを望む方にはちょっと手狭に感じるかもだけど、広すぎると逆に落ち着かない私みたいなタイプにとってはとってもちょうどよかったです。
まず入口を入るとこんな感じ。
このタイプはホテルの2階と3階にあるのですが、2階と3階で天井高が違うのだそう。調べてみると、2階が3.7m、3階が3.0mとのこと。で、今回私が宿泊したのは2階だったので、ほんとうに天井が高くてびっくりでした。こんなに天井が高い客室なかなかないと思います。もし事前リクエストできそうなら、2階客室のほうがいいかもです。
で、この部屋を予約する場合に気をつけなきゃいけないのは、眺望。こちらのタイプは東京駅の中央線ホームに面しているため、窓からの眺望は望めません。そのため、それほど外光が入らないから、昼間でもちょっと暗めの印象でした。その点、了承したうえで予約してくださいね。
ただ、実際宿泊した感じから言うと、防音もしっかりしていたので電車の音もほとんど気にならなかったし、ひっそりとした雰囲気だからこそ、逆に落ち着いてゆっくりできたなぁと印象でした。
眺望がないぶんお得に泊まることができるって思うと、ぜんぜんアリです。ほんとに。
ベッド周り
ベッドは横160㎝×縦203㎝サイズ。ちょうどよい柔らかさでとてもよかった。
ちなみに、この部屋タイプにはターンダウンサービスなし(スイートルームのみとのこと)。
ベッドサイドはこんな感じでした。
スマホなどをつないで使えるJBLスピーカーもありました。ケーブルがtypeCではなかったので、自分のスマホにはつなぐことができなかったのは残念。あと、読書灯があったのはうれしい。
このベッドサイドテーブルの引き出しには、ナイトウエアが収納されていました。
反対側のベッドサイドにはデスクがあって、原稿用紙風のメモ帳がかわいかった。
引き出しの中には、スマホ充電器や体温計と一緒にホテルのステッカーや栞、ポストカードが入っていました。旅の記念になりそう。
バスルーム
続きまして、バスルームです。
入ってまず正面に洗面台。大理石。高級感。
アメニティー類。雪肌精のセット(クレンジング・洗顔料・化粧水・乳液)がありがたい。
シャンプー類の香りもよくて(香りがきつすぎないのが私的にはとてもよかった)、使い心地もよかったです。
ドライヤーはSALONIA。
洗面台横にタオル掛け。体重計もありました。
手前にトイレ。
地味に感動した、トイレットペーパーの型押し。
バスタブも身長170㎝の私でもしっかり足を伸ばして入れる大きさ。
バスローブもありました。
いわゆるセパレートタイプではないけど、広さも十分だし、個人的にはとても贅沢にゆったりと使うことができました。
その他の設備
クローゼットはこんな感じ。アイロンも置いてありました。
スリッパ。
テレビ。館内の案内なども見られたり、ネトフリやYouTubeなどのアプリも観られるタイプでした。テレビ横には一人掛けのソファーと、コーヒーテーブル。
テレビの下には無料の紅茶のティーバッグとコーヒードリップパック。有料のミニバー。
その下にグラス類。
さらに下段にコーヒーカップとケトルなど。
右側には冷蔵庫。
館内探検
チェックインの際にフロントでこんなものをいただきました。館内ツアーガイド。
せっかくなのでこれを片手に館内探検へと出かけました。めちゃくちゃ楽しかったし、東京駅のことより深く知れてますます好きになってしまった。
館内の廊下には至る所にこんな感じで額縁が飾ってあり、建設当時の写真や設計図などを見ることができます。
個人的に感動したのはこれ。現在の時刻表と表示の仕方もフォントも変わってない!
3階の北ドーム、南ドームに面したところには「アーカイブバルコニー」という宿泊者専用スペースが。
一階の改札を行きかう人々を眼下に眺めたり。
ドームのレリーフも最も近い位置で見ることができます。いつも、一階から見上げていたあのレリーフを近くでしっかり細かいところまで見られるので、とっても貴重な体験でした。
宿泊者でしか行けないスペースなので、宿泊の際はぜひ行ってみてください。
そして館内を探検していてとても印象深かったのが、この廊下。横に広いホテルなので、廊下もまっすぐ長くて素敵だった。
最高の朝食
朝食は4階にあるアトリウムにて。
東京駅丸の内駅舎中央の屋根裏にあるこちら。あの中がこんな素敵なことになっているとは、駅の外から見ているときにはまったく思わなかった。びっくりするほど素敵な空間でした。
天井は高く、こんな感じに。外光もたっぷり入るのですごく明るくて、朝食をいただくのに最高な雰囲気でしたよ。
さて、朝食は和洋ビュッフェ形式で。その場で作ってくれる卵料理もあったし、デザートのケーキもあって種類豊富。なかでも特筆すべきは「和食」の充実ぶり。
こういうハイクラスホテルの朝食ビュッフェだと、どちらかといえば洋食に力を入れているところが多い中、この東京ステーションホテルの朝食は違いました。
とりあえず私がいただいたのはこんな感じ。もちろんこれ以外にも様々なお料理がありました。一品一品ほんとうにおいしくてめちゃくちゃ贅沢だった。しみじみかみしめながらいただきました。どれもこれもおいしかった。
もちろん、これ以外にもいただきましたが、興奮しすぎて写真を撮り忘れました……。
洋食メニューもとっても魅力的だったのだけど、特にその場で作ってくれるオムレツ(トリュフ入り)がおいしかったーー。
ほかにもエッグベネディクトもおいしそうだったし、パンの種類も多くて最高だった。トラヤの餡をつかったあんバタートーストもおいしそうだったなぁ。オードブルが4種類盛り合わせになった一皿も朝食とは思えぬ仕上がりで、こんなのほかのホテルで見たことないなあと思ったり。
そしてケーキなどのデザートやフルーツもしっかりあって、大満足。チョコレートプリンがおいしくておいしくておかわりしたりして。
いままでいくつかハイクラスホテル泊まりましたけど、個人的には朝食はここがNO.1。めちゃくちゃよかった。
ちなみに、宿泊者以外でも利用できるみたいなので(事前予約)、とりあえず朝食だけでも!という方はそちらをチェックしてみてくださいね。
レストラン全体の雰囲気もそれほど堅苦しくなく、わたしみたいな庶民でもぜんぜん居心地よくて朝からすてきな時間を過ごすことができました。意外とひとりで利用している方も多かったのでそこも利用しやすかった点かな。
東京ステーションホテル泊まるなら、朝食はマスト!だと思います。おすすめです。また行きたい。
まとめ
今回は「東京ステーションホテル」のレポでした。
いつかは泊まってみたいな~と漠然と思っていたけど、今回勇気を出して行ってみてほんとうによかったです。お金を貯めてまた泊まりに行きたい!です!!
ホテルの中の静謐な雰囲気と、ドアを一歩外に出て見えるいつもの東京駅の風景のギャップがすごくて、なんとも不思議な体験でした。ホテルの中にいると、東京駅の喧騒がまったく感じられなくて、ここはほんとうに東京駅なのか?と滞在中何度も思ってしまったくらい。
単純に東京駅直結という東海道新幹線ユーザーにはこれ以上ないくらいの立地の良さも最高に便利だったし、一人でゆっくりするのにもちょうどいい客室や、のんびり館内を探検できたところも楽しかった。サービスも館内の雰囲気もとても良かったし、贅沢な滞在となりました。もちろん、ひとり旅女子にもおすすめしたいクラシックホテルでした。